リウマチ
□朝の手のこわばり
□関節の痛み、腫れ
□手や指の関節の変形
□微熱
□体重減少
□だるさ
関節リウマチ
これらの症状のうち、複数該当すれば関節リウマチを疑って早めの検査をおすすめします。

関節リウマチとは

関節リウマチとは、原因不明の関節に炎症をきたす疾患です。家族歴、喫煙、歯周病などが発症リスク因子と言われています。関節リウマチの治療目標は、炎症や痛みをとるだけでなく関節の破壊や変形を抑え、手や足の運動機能を保つことです。
早期から適切な薬物治療を開始できれば関節破壊や変形を予防できますが、症状を我慢していたり、痛み止めの薬だけでごまかして適切な治療を受けられなかった場合、不可逆的な関節破壊を来してしまい、運動機能の障害を生じてしまうことがあります。さらには肺や腎臓、骨など全身への悪影響が出てくる可能性がある注意すべき疾患です。
1日でも早く治療を始めましょう!
関節リウマチの治療は、薬物療法が中心となりますが、早期発見し早く治療を開始すれば、症状をコントロールしながら上手に病気と付き合っていくことができます。
近年、この関節リウマチの治療薬は飛躍的な進歩を遂げており、生物学的製剤などの新薬の登場により関節や軟骨の破壊を劇的に抑制できることが示されてきています。
当院では、リウマチ認定医が、この生物学的製剤を含む適切な薬剤治療をご提供し、患者様の関節の痛みを改善し将来的な関節の変形を予防することを目標に診療を行ってまいります。

関節リウマチの検査と治療

関節リウマチは薬とリハビリでコントロールできます
関節リウマチの検査としては、血液検査、尿検査、レントゲン検査、エコー検査を行います。
治療は、飲み薬による薬物治療からはじめていきます。一部の患者様においては飲み薬だけでは不十分なこともありもう一段階強い、注射の治療が必要となることもあります。関節破壊が進行してしまった場合には、手術が必要となることもあります。また薬物治療により炎症が落ち着いてきたならば、運動療法によるリハビリテーションも関節機能を温存していくために重要となります。

リハビリテーション

関節リウマチの治療としては薬物治療のみならずリハビリテーションによる関節機能の改善や運動療法による筋力、骨量の改善も重要な治療です。しかし、この両者を同一医療機関で受けることは難しい状況でした。
そこで当院では、最新の薬剤治療のみならず運動器リハビリテーション治療も併せて提供できる医療機関として、関節リウマチ患者様の関節温存、日常生活、社会生活を支え、笑顔で歩き続けられる日々を過ごしていただけるようサポートいたします。